ベルリンの壁
澁谷知美 著
『立身出世と下半身――
  男子学生の性的身体の管理の歴史

 
 
 
発行元 洛北出版
四六判 上製 605頁
2013年 3月 25日 発行
ISBN 978-4-903127-18-7 C0036
定価(本体価格 2,600円+税)







『立身出世と下半身』オビありの立体画像











『立身出世と下半身』2冊が背中あわせの立体画像











『立身出世と下半身』背中から見た立体画像











『立身出世と下半身』






少年たちを管理した大人と、
管理された少年たちの世界へ

大人たちは、どのようにして少年たちの性を
管理しようとしたのか?
大人たちは、少年ひいては男性の性や身体を、
どのように見ていたのか?
この疑問を解明するため、過去の、教師や医師による発言、
学校や軍隊、同窓会関連の書類、受験雑誌、性雑誌を渉猟し、
当事者へのインタビューを敢行する。
探究をつづけて10年――
その成果をまとめたのが、この本である。












目次









序 章
課題と方法
  問題関心――近代における男性の性的身体をめぐって
  男性の(性的)身体史の先行研究
  青年観と青年の身体観の先行研究
  方法論1
  方法論2
  小 括


第1章
立身出世と性的行為の非両立
 ―― 1890年代における性的身体の使用禁止言説
  課題と構成
  木下廣次の「籠城演説」
  福澤諭吉の「品行論」
  徳富蘇峰の「非戀愛」
  巌本善治「非戀愛を非とす」と北村透谷「我牢獄」「厭世詩家と女性」
  小 括


第2章
「学生風紀問題」にみる青少年の性の問題化
 ―― 1885-1912年の『教育時論』記事を中心に
  問題設定
  「学生風紀問題」とは――出現頻度、内容、地域、教育課程
  「学生風紀問題」にみる青少年の性の問題化
  小 括


第3章
「男らしい」人生への誘導
 ―― 1910-40年代の性教育における花柳病言説
  問題設定
  性教育の登場
  性教育における花柳病言説
  禁欲を阻む契機としての「不潔な交渉」
  制欲ツールとしての「正しい知識」
  小 括


第4章
M検と男子学生
 ―― 1930年代における男子の性の自己管理
  問題設定
  花柳病検査としてのM検
  M検の実施頻度の少なさ
  M検をめぐる生徒の反応
  小 括


終 章
まとめと考察
 ―― 「生産する身体」と「性的身体」がせめぎあう土壌としての男性身体
  まとめと考察
  近代における男性の性的身体の位置づけ


資 料
A アンケート調査の配布用紙
B 旧制高校OBアンケート自由回答
C 『螢雪時代』1949-61年の保健相談(特に下半身について)

参考文献
あとがき
索引(人名索引・事項索引)



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序 章 (32-39ページ)クイックで拡大します。






第1章 (146-155ページ)クイックで拡大します。






第2章 (224-231ページ)クイックで拡大します。







第3章 (336-343ページ)クイックで拡大します。







第4章 (386-393ページ)クイックで拡大します。







著者紹介

澁谷知美  Tomomi Shibuya
1972年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了、東京大学博士(教育学)。現在、東京経済大学准教授、ソウル大学奎章閣国際韓国学センター訪問研究員。専門は教育社会学、社会学。
単著として、『日本の童貞』(文藝春秋 2003年)、『平成オトコ塾――悩める男子のための全6章』(筑摩書房 2009年)。
共著として、『性欲の文化史』(講談社 2008年)、『性的なことば』(講談社 2010年)ほか。
論文として、「「学生風紀問題」報道にみる青少年のセクシュアリティの問題化――明治年間の『教育時論』掲載記事を中心に」(『教育社会学研究』65号 1999年)、「「フェミニスト男性研究」の視点と構想――日本の男性学および男性研究批判を中心に」(『社会学評論』204号 2001年)、「M検の記憶――1930〜40年代の学校身体検査における青少年のセクシュアリティの管理と統制」(『Sociology today』14号 2004年)ほか。


装幀

本文デザイン・組版・カバーデザイン
  洛北出版編集

カバー絵
  高畠華宵「春光」
  所蔵 弥生美術館 (C)弥生美術館

516頁イラスト
  高橋由布子(hanare)







『立身出世と下半身』












『立身出世と下半身』










『立身出世と下半身』






書評

「朝日新聞」( 2013年6月9日 日曜日 朝刊 読書面 )
三浦しをん氏よる書評
「〈性的充溢 = 男らしさ〉の矛盾」
「ブック・アサヒ・コム」


Women's Action Network 「わたしのイチオシ」
彦坂 諦(ひこさか・たい)氏による書評
( 2013年6月7日 ) 全5ページの力作書評
「Women's Action Network」


「熊本日日新聞」( 2013年5月5日 朝刊 読書面 )
阿木津英(あきつ・えい)氏による書評
「管理支配された若者の身体」
小社ブログ(2013年6月16日記)


北海道新聞( 2013年6月9日 日曜日 読書面「本の森」)
武田 徹(たけだ・とおる)氏による書評
「抑圧の実情 精緻に分析」
小社ブログ(2013年6月16日記)


雑誌「AERA」( 2013年5月20日号 )
苅部 直(かるべ・ただし)氏による書評
「読まずにはいられない 性を管理された若者たちの時代」
小社ブログ(2013年5月13日記)


「京都新聞」( 2013年5月5日 朝刊 読書面 )
「対象者の戸惑いなどから、強くてたくましいとイメージされる男性の身体感覚の裏に、もろくてぜい弱な領域が示され興味深い。」
小社ブログ(2013年5月6日記)


「ふぇみん」( 2013年6月25日号 3026号 )
「男性の身体性に着目した画期的な書」
「ふぇみん 書評」


シノドス 教育社会学者・本田由紀氏インタビュー
「〈どうなっているのか〉と〈どうすべきか〉を一緒に考える」
「高校生のための3冊」推薦図書
シノドス


週刊「図書新聞」(2013年 7月 13日号 3118号)
海妻径子(かいずま・けいこ)氏による書評
「男性身体史を切り拓く
史料的価値、方法論、あらゆる意味で刺激的な本」
小社ブログ


「読売新聞 ONLINE 書店員のオススメ読書日記」
 ジュンク堂書店難波店の福嶋聡氏による書評
「読売新聞 ONLINE」(2013年 9月 6日号)


「『図書新聞』 2013年 上半期 読書アンケート」
「2013年上半期に出版された書籍・雑誌等の中から
 印象に残った3点を選んでください」
 ―― 選者 石原千秋氏
『図書新聞』 2013年 7月 20日号(紀伊國屋書店サイト)


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