ガブリエル・タルド――贈与とアソシアシオンの体制へ
中倉智徳 著
『ガブリエル・タルド
―― 贈与とアソシアシオンの体制へ』
 
 
発行元 : 洛北出版
四六判・上製・448頁
2011年4月末発売
ISBN 978-4-903127-13-2 C0010
定価(本体価格 3,200円+税)





『ガブリエル・タルド――贈与とアソシアシオンの体制へ』









労働の喜びとは何か?

それは、共にあり、共に作業すること、

社交性が花を咲かせることである。

そのためには、

余暇の増大と、

無数のアソシアシオンの群生が

不可欠なのである。

―― タルドの

〈欲望と信念に基づく富の理論=統治術〉

を丁寧に読み解く。


『ガブリエル・タルド――贈与とアソシアシオンの体制へ』





『ガブリエル・タルド――贈与とアソシアシオンの体制へ』





目次

序 章 本書の目的
    研究の背景
    本書の概要


第1章 夢見る個人と社会の法則
    信念と欲望 ― 社会的な量を求めて
    夢見る個人と模倣の法則
    対立と共感の社会論理学
    反復、対立、適応からなる社会進化論


第2章 政治経済学を裏返す
    政治経済学を心理学化する
    間‐心理学と価値の一般理論
    経済の反復、対立、適応


第3章 信念と欲望の経済的役割
    経済心理学における欲望の役割
    経済心理学における信念の役割
    欲求の循環


第4章 労働と余暇の循環
    労働とは何か
    労働の苦痛
    「生きた労働」と労働の循環
    余暇の配分の実現に向けて


第5章 貨幣と資本の循環
    貨幣とは何か
    潜勢性としての土地と貨幣
    発明資本と物質資本
    貨幣資本の循環


第6章 心理的対立と価格
    費用‐価値と実践的三段論法の対立
    需給法則批判
    タルドの価格理論
    公正価格論


第7章 闘争、競争、律動
    生産者同士の闘争、消費者との闘争
    競争と独占
    国際的自由交易と保護主義
    発明と模倣の病いとしての経済危機
    危機と繁栄の律動


第8章 発明と所有 ― 経済的適応
    価値と適応
    発明と経済
    適応としての所有
    地代と所有
    所有の変化


第9章 交換の体制からアソシアシオンの体制へ
    交換と分業の体制
    アソシアシオンの体制
    帝国と連邦


終 章 タルドの社会学と経済心理学
    社会思想としてのタルド
    結語 ― アソシアシオン論者としてのタルド


あとがき
参照文献一覧
索 引(人名・事項)



『ガブリエル・タルド――贈与とアソシアシオンの体制へ』





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著者紹介

中倉智徳 Nakakura Tomonori

1980年生。専門は社会学、社会思想史。立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了(博士・学術)。現在、立命館大学非常勤講師/立命館大学衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェロー(立命館大学GCOEプログラム「生存学」創成拠点所属、2010年度)。
論文に、「発明の力能――ポストフォーディズムにおけるガブリエル・タルド」(現代思想2007年7月号所収、青土社)、「タルドとデュルケムにおける協同と分業――政治経済学に抗する社会学」(『日仏社会学会年報』第18号所収、2008年)など。
翻訳に、マウリツィオ・ラッツァラート著『出来事のポリティクス――知‐政治と新たな協働』(村澤真保呂との共訳、2008年、洛北出版)、同著「所得を保証すること――マルチチュードのための政治」(『VOL 02』所収、2007年、以文社)、同著「世界を創造する――現代資本主義と美的/感性的な戦争」(『現代思想』2008年6月号所収、青土社)など。




『ガブリエル・タルド――贈与とアソシアシオンの体制へ』





装幀

本文デザイン・組版・カバーデザイン
洛北出版 編集
刊行予定のご案内(2011年4月作成)






関連書籍

ガブリエル・タルドの著作の日本語訳として

『未來史の斷片』、田邊壽利 訳、1924年、不及社
『世論と群集』、稲葉三千男 訳 、[1964] 1989年、未來社
『模倣の法則』、池田祥英・村澤真保呂 訳、2007年、河出書房新社
『モナド論と社会学』、村澤真保呂・信友建志 訳、2008年、河出書房新社

などがある。
書評